取組内容
課題のポイント
実現したい未来
都心部に残る路地が大学生の暮らしの場として活用され、まちの安全性の向上・空き家の有効活用等が図られる。
現状
【路地の実態】
●路地の建物は、建物の古さや建て替えが困難であることから不動産評価としては低く、一般的には魅力的な物件とはみなされていない。結果として、市場流通にのりにくく未活用のまま放置されることも多い。
【路地のポテンシャル】
●市内には約4000本の路地があり、1路地あたり平均4戸の建物が接している。
●これらは利便性の高い市内中心部(上京区・中京区・下京区・東山区)に多くありながらも、静かな生活環境を保っている。また、法規制により建て替えが困難であることから建物は古いながらも京都の伝統的な住宅である京町家のまま残されていることも多く、魅力的な空間であることが多い。
【大学生の実態】
●市内には約15万人の大学生がおり、京都市人口の10%を占める。
●隣接する府県に実家がある大学生を除き、賃貸マンションに一人暮らしをしていることが多い。
●一方で就職を機に京都を離れる人が多い。
【路地のポテンシャル】
●路地建物を借り、DIYでの改装やルームシェア等により工夫をしながら暮らす若者もいる。
●特に路地の狭小な建物は4人家族程度には手狭であるが、単身の学生やカップルが暮らすには手ごろなサイズ感である。
解決したい課題
●路地建物の活用に向けた啓発:プロモーション
●容易に物件を見つけ活用できる仕組:取組の実施、(他主体の)取組の支援・協賛
想定する解決策
下記取組は担当者ベースで想定しているものであり、これらにとらわれない提案も期待したい。
●日常生活の中で路地の暮らしをイメージさせる視覚的な情報発信
(例)既存メディア(紙媒体・WEB・
SNS・動画配信)による特集
路地建物の活用を含めたライフスタ
イルの提案
実際の路地におけるプロモーション
●路地を活用する若者のコミュニティのネットワーク化
民間組織側の想定メリット
●地域の持続可能性(SDGs)に着目した取組として、ブランドイメージの向上
●京都市との連携事業としてPR可能
●全国の他都市への展開の可能性
募集概要
担当課 | 京都市都市計画局まち再生・創造推進室 |
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担当部署の事業の概要 | ・路地の多い密集市街地において、防災まちづくり活動に取り組む地域の取組の支援 |
背景 | ・路地(幅の狭い行止りの道)の防災・安全性の向上 |
実現したい未来 | 都心部に残る路地が大学生の暮らしの場として活用され、まちの安全性の向上・空き家の有効活用等が図られる。 |
現状 | 【路地の実態】 |
検討経緯・これまでに実施したことがある施策等 | 【平成28・29年度】 |
解決したい課題 | ●路地建物の活用に向けた啓発:プロモーション |
想定する解決策 | 下記取組は担当者ベースで想定しているものであり、これらにとらわれない提案も期待したい。 |
民間組織側の想定メリット | ●地域の持続可能性(SDGs)に着目した取組として、ブランドイメージの向上 |
提案企業に求める専門性 | ・若者をターゲットにしたビジネスを展開する企業 |
提供可能なデータ・環境等 | ・統計情報(各地域の人口、世帯数、年齢階級別転入元転出先別移動者数、面積等) |
スケジュール感・主要なマイルストン | 令和5年度検討、令和6年度実施 |
事業実施にあたっての留意点、制約等 | ・路地で静かに暮らしたいと考える居住者が一定数いることから、大規模な集客イベント等の実施は難しいと考えている。静かな路地のブームの醸成を目指している。 |
参考情報 | 京都市情報館(京都市公式HP) 密集市街地・細街路対策のページ |
今後の展開想定 | 事業の推移を見ながら今後の展開は検討する。 |
提案の提出期限 | 2023年7月13日〜2024年9月30日 |
この課題の募集は終了しました
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