【京都市×名古屋市】「自治体課題ピッチ&交流会第3弾」を開催しました。

令和7年12月15日(月)に、大阪のオープンイノベーション拠点「QUINTBRIDGE」 2Fにて、京都市・名古屋市の政令指定都市2市がコラボした自治体ピッチ&交流会を開催しました。
普段から民間企業等との連携・共創に積極的に取り組んでいる両市による、合同企画第3弾です。
それぞれが抱える社会課題・地域課題を、日々課題に向き合う職員が発表し、民間企業・スタートアップの皆さんからの提案や意見を募集いたしました。
当日は、名古屋市・京都市からそれぞれ3つの行政課題を発表しました。
京都市から提示した課題は以下の3つです。
当日、ファシリテーターとして説明会をコーディネートいただいたラボの運営事業者に、以下のとおり各課題のアプローチ例を民間目線で補足いただきました。
課題①|”ポイ捨てゼロ”美しいまちをつくる仕組みづくり
https://open-labo.city.kyoto.lg.jp/issue/issue-3100/
観光客の増加に伴い、ポイ捨て等の「ごみ問題」が顕在化しています。京都市でも地域・事業者と連携した美化活動や看板設置など様々な対策が講じられていますが、市民からは「ポイ捨てに困っている」「マナーや分別ルールを知らない外国人も多い」といった声が挙がっています。
アプローチの例としては、周辺の宿泊施設が連携した協議会や、物販チェーンが旗振り役となる地域アクション。ゴミ拾いのボランティア団体やアプリ、ナッジなど、既存の仕組みやテクノロジーを活用した対処療法的なアプローチ。さらに、そもそものごみが生まれない仕組みの構築といった視点も考えられます。地域や企業との連携など、ご相談いただければお繋ぎできることもあるかもしれません。
課題②|京都市域産材「みやこ杣木(そまぎ)」のブランド価値を高める
https://open-labo.city.kyoto.lg.jp/issue/issue-3511/
続いて、地域材のブランディングや販路拡大についてです。京都市では和室の床柱に使われる北山丸太が有名ですが、和室の減少により京都の林業や関連産業は厳しい状況にあります。
そこで、「みやこ杣木」のストーリーを活かしたり、企業の調達や消費者が選べる仕掛けや仕組みづくりを検討しています。これらは従来のステークホルダーではない業種・業態だからこそ、新たな視点でのアプローチができるかもしれません。「みやこ杣木」の紹介サイトもご参照ください。 https://miyakosomagi-e.net/
課題③|持続可能な施設運営の実現に向けたランニングコストの削減
https://open-labo.city.kyoto.lg.jp/issue/issue-3511/
京都市には、市庁舎や美術館、体育館、保育所など約800の公共施設がありますが、その半数以上が築40年を超え、老朽化が進行しています。光熱水費や修繕費の削減、ICTの導入による効率化などがイメージしやすいかと思いますが、それ以外にも、皆さんが展開されている民間向けサービスを公共施設に横展開することで、施設の長寿命化や効率的な維持管理に貢献できる可能性があります。
実験的な導入ができれば、京都市との連携実績や、提案の裏付けとなる実証的なデータを得る機会にもつながるはずです。京都市と共に、未来へつなぐ公共施設の維持管理のあり方を、ぜひ一緒につくっていきましょう。まずは一度ご相談ください。
イベント終了後、京都市が提示した3つの行政課題に対し、17件もの具体的な提案・相談をいただきました。
令和7年1月中旬から各担当部署との面談を順次実施しており、今後に繋がる具体的な連携に向けて、様々な角度から検討しています。
名古屋市との連携イベントは、多様な課題を共有できるだけでなく、参加者の皆様にとっても新たな発想や視点を得る貴重な機会になったと確信しています。
また、名古屋市とは公民連携事業の開始時期が近いこともあり、以前より互いに意見交換をして学び合ってきました。
今後もこうした都市間連携をさらに深め、より良い事業運営を目指していきたいと思います。






