Story
パーク&ライドの推進
京都市では、人と公共交通優先の「歩くまち・京都」の取組を推進しており、市外からの自動車の流入を抑制する観点から、観光の際の公共交通利用を呼びかけるとともに「パーク&ライド」の利用促進等に取り組んでいます。「パーク&ライド」とは、駅やバス停近くの駐車場に駐車して(パーク)、公共交通機関に乗り換えて(ライド)、目的地に行く方法です。交通量が集中しやすい都市部や観光地の交通渋滞を緩和するほか、CO₂の削減効果なども期待できます。
「パーク&ライド」の利用促進のため、京都市では、公共交通機関への乗り換えに便利な駅チカ駐車場や、パーク&ライド利用割引があるお得な駐車場などを「パーク&ライド駐車場」として登録し、令和4年11月末時点で、166箇所の「パーク&ライド駐車場」を紹介しています(「京都市パークアンドライドホームページ」)。
密を避けマイカーによる入洛が増加する懸念
平成22年に「歩くまち・京都」総合交通戦略を策定して以降、四条通の歩道拡幅や京都駅八条口駅前広場の整備、パークアンドライドの利用促進などの取組を推進したこともあり、日本人観光客が公共交通機関を利用して京都に来られる割合は20ポイント上昇しました(平成22年:71.1%→令和元年:91.0%)。
しかしながら、観光客のマイカーの利用割合が減少する一方で、依然として地域・季節等によっては車の集中が見られるほか、密を避け、京都観光の際のマイカー利用が増加する可能性も懸念されます。
京都市では、市民の皆様や観光客の方が安心・安全に公共交通をご利用いただけるよう、車両の抗菌・抗ウイルス加工等の衛生対策への支援を行うとともに、各交通事業者と連携し、駅・車内等において感染予防対策等に係る取組を周知したほか、パークアンドライドのHPでもご案内しているところです。
さらなる啓発や利用促進の仕組み
京都観光の繁忙期となる11月の備えとして、今回のオープンラボでは、パーク&ライド駐車場の情報発信、パーク&ライドを利用しやすくなるICT技術の活用等、パーク&ライド利用推進に寄与する広範な範囲におけるアイデアを募集します。
持続可能な京都観光に向けて、是非ご協力をお願い致します。