株式会社Cre8tFunは京都市の協力のもと、京都市の伝統産業をテーマにしたゲームを開発し、若い世代の方に伝統産業をPRする取り組みを開始しました。本プロジェクトでは、国内外で人気のオンラインゲーム「Fortnite(フォートナイト)」を活用し、京都市の伝統産業の認知向上を目的としています。

他の自治体においても、地域振興や産業PRの手法としてゲームを活用する動きが広がる中、京都市でも人気ゲームを活用した文化発信に挑戦することとなりました。

プロジェクトの概要

目的 若い世代の方に向けて、京都市の伝統産業をPRすることで、京都市の伝統産業の認知向上につなげる。
手段 Fortnite(フォートナイト)メタバースを活用したゲームを開発し、ゲーム内で京都市の伝統産業の魅力に触れてもらう。

プロジェクトのタイムライン

R6.12月からR7.1月にかけて企画内容の検討・調整。R7.2月からR7.3月にかけてゲーム開発。R7.3月にマップリリース。クリックで拡大表示。

企業が提供した技術やアイデア

Fortnite(フォートナイト)のゲームを制作。プレイヤーが自由にゲームの世界を作成・カスタマイズできる「クリエイティブモード」を活用し、京都の伝統産業をテーマとした、小道具に扮するプロップチームと、プロップチームを探しだすハンターチームに分かれてかくれんぼを行うゲームを開発した。

かくれんぼの舞台となる「ゲームマップ」は、京都市の二年坂・産寧坂をイメージしたデザインで制作。小道具には、和傘や扇子などの伝統工芸品を採用した。また、企業の経験・ノウハウを活かしたゲームレベルデザイン設計・難易度調整を行った。

ゲームマップの様子。五重の塔。クリックで拡大表示。

ゲームマップの様子。和室。クリックで拡大表示。
ゲームマップの様子
プレイ中の画面の様子。クリックで拡大表示。
プレイ中の画面の様子

京都市が提供したサポート

  • 報道発表、PRTIMESでのリリース配信
  • 京都市SNSアカウントでの発信
  • 広報紙への取組内容紹介記事の掲載
  • PRパネルの作成

ゲームを通して自然な形で伝統工芸の魅力をPR

京都市産業観光局クリエイティブ産業振興室:北河

株式会社Cre8tFunとの連携を通じて、ゲームを活用した新たな京都市の伝統産業PRの取組が実現できました。

本プロジェクトでは、主なプレイヤー層である若い世代の方に伝統産業製品を身近に感じてもらうことを目的とし、ゲームマップ内に京都の伝統産業製品(扇子、和傘、陶器、燈篭、提燈、こまなど)を配置しました。また、プレイヤーが待機するロビー空間内には、京都の伝統工芸をPRするパネルを設置し、ゲームを通じて自然に知ることができるよう設計しています。本プロジェクトを通じて、京都市の伝統文化の認知向上を図っていく予定です。

日本を代表する都市と連携し、伝統産業のPR要素を盛り込んだメタバース空間を提供

株式会社Cre8tFun

株式会社Cre8tFunロゴ。クリックで拡大表示。

当社はFortnite(フォートナイト)に特化したゲーム開発スタジオとして、これまでに累計プレイ数1743万回・ユニークプレイヤー数は824万人を超える実績を有しています(※2025年5月9日時点での実績)。今回の取り組みでは、京都市の街並みを高品質に再現しながら、伝統産業をPRする要素を盛り込んだメタバース空間を開発しました。

本プロジェクトの目的は、国内外のユーザーに京都市の文化をより身近に感じてもらい、ポジティブな体験として認識されることです。そのために、ゲーム内に伝統工芸品を配置し、自然な形で文化に触れる機会を提供することを重視しました。

クリエイティブ画像の作成においては、京都市の伝統産業に関する正確な情報が不可欠です。京都市の協力により、当社単独では難しかった精度の高いコンテンツ制作が実現したことで、プレイヤーにとって価値のある体験が提供できます。

さらに、広報面でのサポートとして京都市の広報誌掲載などを通じた認知度拡大施策が予定されております。これにより当社単独ではアプローチできなかった層にもリーチでき、Fortnite(フォートナイト)活用の活性化が期待されます。

今後は、実証プロジェクトをもとに、Fortnite(フォートナイト)メタバースを活用した新たな自治体連携の可能性を広げ、各地域の課題解決や産業振興に貢献することを目指してまいります。

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