デジタルとリアルを融合した周遊型の謎解きイベントの開催
- 募集課題
- デジタルとリアルを融合した周遊型の謎解きイベントの開催
- 担当課
- 京都市伏見区役所深草支所
- 採用企業等
- AXELL株式会社
京都市伏見区役所深草支所では、「地域外からの移住・定住者や関係人口が増え、賑わい活気にあふれた地域にする」ことを目指しています。
現在、若者・子育て世代の転出超過が生じていますが、一部地域では、若い世代を中心として、地域主催イベントを開催するなど活性化に向けた動きがあります。
その中で、AXELL株式会社(所在地:東京都世田谷区、代表:大谷宜央)から、「デジタルとリアルを融合した周遊型の謎解きイベントの開催」の提案があり、共にプロジェクトに取り組みました。
プロジェクトの概要
目的 | 地域外からの移住・定住者や関係人口が増え、賑わい活気にあふれた地域にする。 |
課題 | 地域外からの来訪と地域内の回遊を促進し、地域の魅力を体感してもらうことによる交流人口・関係人口の創出・拡大。 |
解決策 | AXELL株式会社と連携し、デジタルとリアルを融合した周遊型の謎解きイベントを開催する。 |
成果 | 参加者
第1弾:115名 第2弾:683名 |
プロジェクトのタイムライン
企業が提供したアイデア
参加者が物語の主人公となり、深草のスポットを巡りながら謎を解きゴールを目指す体験型の謎解きラリーを企画。地域の隠れた魅力を体感してもらうために、管内の隠れた名所などを謎解きポイントとし、それに沿った謎解きストーリーを作成。
- 謎解きイベントに関する制作物一式を制作
- 謎解き問題の制作
- 謎解きに必要な専用アプリの開発
- IoTギミックの制作
- サーバーサイド開発
- サーバー管理ヒントサイト制作
- ランディングページ制作
- チラシ、ポスター制作
- 謎解きユーザーの対応
※イベント周知のビジュアル(AXELL社運営の謎解きブランドTRIAD公式サイトより引用)
京都市が提供したサポート
- キット(謎解きイベントのユーザーが使用する道具やアイテムのセット)取扱店舗及び特典店舗との交渉・調整
- ギミック(宝箱)設置施設との調整及び設置・撤去
- 謎解きユーザーの対応
- チラシの校正・増刷
- 広報(HP・SNS発信、管内の学校へのチラシ配布等)
※キット設置店舗や特典提供店舗の様子
行政だけではなし得ない事業を実施、今後も連携を検討
京都市伏見区役所深草支所:髙田、村尾
本プロジェクトでは、行政ではノウハウのないIoTを活用した「謎解きラリー」を開催し、企画提案から実施までを先方主導で行いました。
深草支所では、地域の隠れた魅力をアピールするため「謎解きスポット」の提案や、深草地域の店舗や事業所の有志で構成する「E-TOKO深草推進チーム」にも謎解き参加者への特典提供を呼びかけて来店を促すきっかけを作るなど、連携して企画を進めました。その結果、自己負担が大幅に少ない形で、地域の魅力を体感してもらう新しい事業を実施することができました。
課題解決に向けて、今後も機会があれば、行政の力だけではなし得ない事業スキームを持った企業と連携していきたいと思います。
京都市のサポートで販売・広報面のハードルがクリアに
AXELL株式会社
代表:大谷宜央さん
当社は、XRやIoTを取り入れ、現実世界と仮想世界を組み合わせた謎解きブランドTRIAD(トライアド)を運営しています。今回、「地域の素晴らしい場所や知らない魅力に気付いてもらう謎解きイベント」を提案し、連携に至りました。集客・売り上げにつながり、自治体様、ユーザー、当社Win-Winの関係になることを主旨としています。
企業単独ではできなかった京都市での謎解きイベントを、地域の企業様と共に販売し、盛り上げることができました。クーポン等も用意していただくことで地域への経済効果も増加し、参加者にとっても思い出に残るイベントになったと思います。
京都市との連携により、今後の事業展開のための有益な気づきを得ることができました。京都市の担当者の方から販売店のご調整や広報面でサポートしていただけたため、販売・広報面でのハードルがクリアでき、有意義な協業になりました。
当社は実績の少ないスタートアップ企業ですが、今回、京都市と連携したことによって、自治体様と協業して謎解きイベントを開催した実績を作ることができました。今後も、集客ニーズに対する謎解きイベントを行い、ユーザーが楽しんでその場所を訪れる機会を提供してまいります。
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