地域が大切にしてきた「歴史的風土(竹林)」の未来に向けたサステナブルな仕組みづくり

課題のポイント
実現したい未来
・地域との連携による竹林の持続的な保全体制を確立し、公費依存しない自立した運営モデルを実現。
・竹林の景観保全・環境維持を大切にする文化について、魅力的なものとして地域住民はもとより観光客へも波及させ、教育、福祉、まちづくり、経済、観光など幅広い分野への好影響につなげる。
現状
・コロナ禍後の観光客急増に伴い、竹への故意の損傷被害が再燃・拡大(10/06時点で約350本確認)。
・周知啓発が必要であるが、警告看板等の設置はかえって景観を損ねることになりかねないため、取組には工夫が必要。
解決したい課題
・景観を損なわずに落書き被害を予防する抑止力(しかけ・ナッジ)の導入
・管理を継続するための経済的インセンティブを提供する仕組みの設計(その前提としての経済的負担の軽減)
・竹の損傷箇所の補修(損傷箇所が目立たないようすることを目的とするもの)
想定する解決策
(例)
○見回りサポーター制度の創設
・制度に賛同した観光客が、毀損行為注意文入りゼッケンを着用し、毀損行為を現認した場合は、ゼッケンと同時に配布した注意文シート(厚口クリアホルダーに封入)を用いて注意を実施
・ゼッケン及び注意文シート返却時に記念品(竹カップ等)を贈呈
○竹のQRコードオブジェの(常時)設置
・伐採した竹の実際に毀損行為の被害に遭った部分を利用してQRコード(1メートル以上)を製作し、竹林の小径入り口や竹林の散策路に設置
・リンク先には、警告文と、実際の毀損行為の写真を掲載
○その他
ナレッジやテクノロジーでの解決策もご提案をお待ちしています。
民間組織側の想定メリット
・世界的な観光地での景観配慮ソリューションの実証・導入実績
・京都市および嵐山地域の団体との連携による環境・文化保全への貢献アピール
・地域団体と連携した新製品開発と収益化の機会

募集概要
| 担当課 | 京都市都市計画局都市景観部風致保全課 |
|---|---|
| 担当部署の事業の概要 | 歴史的風土の保全を目的に、古都保存法に基づく土地の買入れ及び買入地の維持管理等を行っている。 |
| 背景 | 京都市は全国でも10市町村しか指定されていない古都保存法に基づく「古都」である。 |
| 実現したい未来 | ・地域との連携による竹林の持続的な保全体制を確立し、公費依存しない自立した運営モデルを実現。 |
| 現状 | ・コロナ禍後の観光客急増に伴い、竹への故意の損傷被害が再燃・拡大(10/06時点で約350本確認)。 |
| 検討経緯・これまでに実施したことがある施策等 | 直近では平成30年頃に落書き被害が大きな問題となり、警察連携、チラシ配布、多言語看板設置を実施。コロナ禍で一時収束したが、観光客回復と共に再燃。現在は、地元と連携しつつ、4言語の啓発看板を設置するとともに、竹の傷を緑色のテープで覆い隠しているが、看板やテープ自体が景観を損ねる一因となっている。 |
| 解決したい課題 | ・景観を損なわずに落書き被害を予防する抑止力(しかけ・ナッジ)の導入 |
| 想定する解決策 | (例) |
| 民間組織側の想定メリット | ・世界的な観光地での景観配慮ソリューションの実証・導入実績 |
| 提案企業に求める専門性 | ・景観保全に関する知識 |
| 提供可能なデータ・環境等 | (実証フィールド) |
| スケジュール感・主要なマイルストン | – |
| 事業実施にあたっての留意点、制約等 | ・景観保全の厳守 |
| 参考情報 | <嵐山竹林への損傷事件 ニュース記事> |
| 今後の展開想定 | ・効果が高いと判断した場合は、本格導入(他地域導入もある)につながる可能性がある。 |
| 提案の提出期限 | 2026年1月19日〜3月31日 |
| 目指すSDGsのゴール | |

