公共施設におけるランニングコスト削減

課題のポイント
実現したい未来
人口減少や少子高齢化、デジタル化の進展などの社会情勢の変化、常に変化し続ける地域ニーズに対応し、時代に合った施設運営の実現
現状
・築40~60年の施設を中心に建設時期が集中しており、老朽化が進行している。今後20年間を想定した機械的なシミュレーションによると、公共建築物の維持更新に係る経費は概ね800~1,200億円/年で推移することが見込まれる。
・ただし、緊急性の低い改修等を先送りしてきたため、実際の経費がシミュレーションを上回ることが想定されることに加え、物価変動等による更なる経費の増加も懸念される。
・中期的には一般財源収入の増加が見込まれるフェーズへと変化したものの、引き続き、市民サービスを維持・充実するための効率化・財源確保等の観点は必要である。
解決したい課題
施設の安全性や必要な機能性を維持し、持続可能な施設運営を実現するため、光熱水費をはじめとする建物のランニングコストの削減を行いたい。
想定する解決策
(例)
・節水機器等の設置:必要な分の水量の適正化やセンサー式蛇口設置による節水や衛生面の向上
・窓・床・壁等のコーディング:劣化や汚れ付着を防止することによる建物の長寿命化
・見える化機器等の設置:使用量の見える化による施設運営者の行動変革
民間組織側の想定メリット
・公共施設を活用した実証
・公共施設内での企業名・内容等の掲出
・市の広報チャンネルを活用したPR
・好事例の横展開のチャンス 等
募集概要
| 担当課 | 京都市行財政局資産イノベーション推進室 |
|---|---|
| 担当部署の事業の概要 | 公共施設マネジメント(保有する公共施設を資産として最適に維持管理し有効活用を図る取組)の推進 等 |
| 背景 | 公共施設等の老朽化や厳しい財政状況が全国的な課題となる中、今後、人口減少等が予想されることを踏まえ、長期的な視点をもって、財政負担を軽減・平準化することが求められている。 |
| 実現したい未来 | 人口減少や少子高齢化、デジタル化の進展などの社会情勢の変化、常に変化し続ける地域ニーズに対応し、時代に合った施設運営の実現 |
| 現状 | ・築40~60年の施設を中心に建設時期が集中しており、老朽化が進行している。今後20年間を想定した機械的なシミュレーションによると、公共建築物の維持更新に係る経費は概ね800~1,200億円/年で推移することが見込まれる。 |
| 検討経緯・これまでに実施したことがある施策等 | ・簡易型ESCO事業による照明器具のLED化 |
| 解決したい課題 | 施設の安全性や必要な機能性を維持し、持続可能な施設運営を実現するため、光熱水費をはじめとする建物のランニングコストの削減を行いたい。 |
| 想定する解決策 | (例) |
| 民間組織側の想定メリット | ・公共施設を活用した実証 |
| 提案企業に求める専門性 | 建物のランニングコスト削減に関するノウハウを有すること、又はこうした事業者とのネットワークを有すること |
| 提供可能なデータ・環境等 | ・公共施設を実証フィールドとして提供 |
| スケジュール感・主要なマイルストン | 令和8年3月までの実施を希望 |
| 事業実施にあたっての留意点、制約等 | 施設所管部署や施設運営者との調整も必要となる(当室が中継)。 |
| 参考情報 | ・京都市公共施設マネジメント基本計画 |
| 今後の展開想定 | 実証実験により効果を確認できた取組については、費用対効果等を鑑みて、予算化・本格導入につなげる可能性がある。 |
| 提案の提出期限 | 2025年11月17日〜2026年3月31日 |
| 目指すSDGsのゴール | |

